|転勤・子育て・暮らしの現実から考えた家づくり
家づくりを考え始めたとき、私は「とにかくおしゃれな家がほしい」と思っていたわけではありませんでした。
もちろん、見た目が好きな家であることも大事です。けれど、それ以上に私が気になっていたのは、毎日の暮らしのしやすさでした。
子どもと暮らしていると、家はただ帰る場所ではなく、生活そのものを回す場所になります。朝の支度、家事、片付け、子どもの様子、季節ごとの過ごしやすさ。そういう日々の全部を受け止めるのが家なんだと感じるようになってから、家づくりを見る目も少しずつ変わっていきました。
今回は、そんな私が一条工務店で家を建てようと思った理由について、家づくりを考え始めたきっかけから振り返って書いてみたいと思います。

家を建てようと思ったきっかけ
最初のきっかけは転勤
家づくりを考え始めたのは、夫の転勤で今の土地に来たことがきっかけでした。
その頃、長男は小学校3年生に進級するタイミングで、次男はまだ生後4か月。家族4人で新しい土地での暮らしが始まったばかりの時期でした。
長男の特性・ハンディ
長男は転校先の学校で少しずつ馴染み、友達にも恵まれていました。発達特性があることもあり、また転勤に帯同して環境を大きく変えることには不安がありました。せっかく落ち着き始めた環境を、できればこのまま守りたい。そんな気持ちも、家づくりを考える大きな理由のひとつでした。

とにかく寒い借り上げ社宅
当時住んでいたのは、借り上げ社宅の一軒家でした。豪雪地帯にある築20年ほどの2LDKで、見た目は比較的新しいものの、とにかく寒い家でした。
1階にリビングがあり、給湯は灯油、暖房は灯油FFストーブ。ガス給湯に比べれば灯油は比較的安い面もありましたが、それでも冬場は灯油代だけで3万円を超えることがありました。さらに古くて気密性も高くなかったため、電気代も1万8千円ほど。そこに水道代も加わると、冬場の光熱費だけでかなりの出費でした。
寒さもかなり厳しく、冬は分厚いルームソックスが必須でした。赤ちゃんがはいはいできるのは、ストーブがついているリビングだけ。廊下は寒く、お風呂場のシャンプーが少し凍ることもありました。お風呂上がりの脱衣所は極寒で、ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れる時、待機させる場所にも困りました。
ストーブがついているリビング以外は、白い息が出るほど寒い。帰宅後の室温が3度という日もありました。
家の中なのに寒さに身構えなければならない暮らしは、思っていた以上に負担でした。赤ちゃんがいて、子どもがいて、日々の家事もある中で、「家そのものがもう少し暮らしを助けてくれたら」と思うようになりました。
実際に住んでみて感じた快適さは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶一条工務店のリビング横4.5畳和室は必要?住んでわかったメリット・デメリットを公開
防犯面での不安
さらに、物置や外収納がなく、長男の自転車は外に出しっぱなしで錆びていく状態。BBQ用品や冬タイヤなども置き場所に困っていました。外に収納がほしい、タイヤを安心して保管できる場所がほしい。そんな思いも強くなっていきました。実際、外に保管していたタイヤの窃盗未遂があったこともあり、「家の外回りを含めて、暮らしに合った住まいが必要なのかもしれない」と感じるようになりました。
家族の反対も
ただ、最初から家づくりがすんなり進んだわけではありません。夫は、この土地で家を建てることにかなり反対していました。生まれ育ったところと気候が違い過ぎたからです。それでも最終的に夫が折れたことで、ようやく本格的に家づくりを考え始めることになりました。
ハウスメーカー選びで大事にしたかったこと
家づくりを考え始めると、見た目や間取りだけでなく、いろいろなことが気になってきます。
私が特に大事にしたかったのは、毎日の暮らしの中で無理が少ないことでした。
たとえば、冬の寒さに振り回されにくいこと。家事動線が悪すぎないこと。子どもがいても過ごしやすいこと。収納に困りにくいこと。家の中で過ごす時間がなるべく快適であること。そういう、一つひとつは地味だけれど、住んでから毎日効いてくることを大事にしたいと思っていました。
家は建てたら終わりではなく、そのあと何年も暮らしていく場所です。だからこそ、見学の時の印象や一時的な憧れだけではなく、「この家で本当に暮らしていけるか」「この先も無理なく維持していけるか」を軸に考えたいと思っていました。
比較していたハウスメーカー
家づくりを進める中では、一条工務店だけを見ていたわけではありません。
実際に比較していたのは、積水ハウス、日本ハウスHD、ミサワホーム、そして地元の工務店です。
それぞれに魅力があって、デザイン性や間取りの自由度で見ると、一条工務店より惹かれる部分があったのも事実です。家づくりをする中で迷ったポイントも、まさにそこでした。
一条工務店は、他社と比べると「自由度が高い家づくり」という印象ではありませんでした。もっと細かくこだわりたい人や、デザインを優先したい人には、他の選択肢の方が魅力的に映る部分もあると思います。私自身も、そこは少し迷ったところでした。
それでも一条工務店が気になった理由
それでも、一条工務店は少しずつ気になる存在になっていきました。
いちばん大きかったのは、やはり性能面です。
全館床暖房と断熱性
賃貸住宅で寒さにかなり悩んでいたこともあり、家の暖かさは私にとってかなり大きな条件でした。
冬のたびに、家の中で寒さに耐える暮らしを続けるのはかなりつらいものでした。赤ちゃんを抱えて、脱衣所の寒さや廊下の冷え込みに気を遣う日々は、家そのものの性能について考えるきっかけになりました。
一条工務店の全館床暖房や断熱性は、その点でとても魅力的でした。家の中のどこにいてもある程度快適に過ごせること、寒さに振り回されにくいことは、毎日の暮らしを考えた時にとても大きいと感じました。
実際の冬の電気代はこちらで公開しています。


太陽光と蓄電池
もうひとつ魅力に感じたのは、太陽光と蓄電池です。
家は建てた瞬間の価格だけでなく、住んでからかかるお金も大きいと思っています。光熱費や将来的なランニングコストまで考えた時に、一条工務店の太陽光や蓄電池の考え方はかなり現実的に感じました。
実際に冬場の光熱費でかなりの出費を経験していたからこそ、建てたあとにどれくらい維持費がかかるのか、光熱費をどう抑えられるのかはとても大切な視点でした。
目先の金額だけでなく、建てたあとにどう暮らしていくか、どう維持していくかまで考えた時に、安心感がありました。
コストと性能のバランス
そして最終的に大きかったのは、コスパの良さです。
もちろん家は安い買い物ではありません。でも、性能・設備・住んだあとの快適さ・ランニングコストまで含めて見た時に、一条工務店はかなりバランスが良いと感じました。
価格だけを見れば、もっと安い選択肢もあったかもしれません。逆に、デザインや自由度だけを見れば、もっと惹かれる会社もありました。それでも、「実際に家族で暮らしていく家」として考えた時に、性能と費用のバランスがいちばん納得できたのが一条工務店でした。
営業さんとの相性
家づくりでは、営業さんとの相性もかなり大きかったです。
一条工務店で担当してくださった営業さんは、とてもさわやかで、いつも笑顔ではきはきしている方でした。スポーツマンで、ある競技で日本一常連の有名高校出身。大学まで競技を続けていた方で、同じく大学まで野球に打ち込んでいた夫が、とても気に入っていました。
営業さんとの相性は、家づくりの安心感にかなり影響すると思います。大きな買い物だからこそ、疑問や不安を相談しやすいこと、信頼できることはとても大事でした。
印象的だったのは、他社の悪口を言わなかったことです。
他のメーカーの営業さんの中には、他社を悪く言ったり、貶めるような発言をする方もいました。でも、一条工務店の営業さんは、他社の良いところもよく引き合いに出して、「かっこいいですよね」「すごいですよね」と素直に褒めていました。他社を悪く言うことは一度もありませんでした。
その姿勢が、私にはとても信頼できるものに感じました。性能や価格だけではなく、「この人と家づくりを進めても大丈夫そうだ」と思えたことも、最終的な決め手のひとつでした。
最終的に一条工務店に決めた理由
最終的に一条工務店に決めた理由は、ひとことで言うと「この先の暮らしまで含めて考えた時に、いちばん納得できたから」です。
決め手になったのは、
・コスパの良さ
・断熱性や全館床暖房などの性能面
・太陽光や蓄電池を含めた将来のランニングコスト
・営業さんとの相性
・会社としての信頼感
このあたりのバランスでした。

デザイン性や間取りの自由度だけで見ると、他社に魅力を感じる部分もありました。でも、私が家に求めていたのは、毎日の暮らしを無理なく支えてくれることでした。
寒さに悩みにくいこと。
家事や育児をしながら過ごしやすいこと。
長男の環境を守りながら、この土地で暮らしていけること。
長く住む家として安心できること。
そういう現実的な条件をひとつずつ見ていった時に、一条工務店がいちばんしっくりきたのだと思います。

今振り返って思うこと
今振り返ると、家づくりのときに「見た目」だけではなく「暮らしやすさ」や「住んだ後の現実」を大事にしたのは、私にとってかなり大きかったと思います。
家は、建てた瞬間よりも、そのあと何年も住んでいく時間の方がずっと長いです。だからこそ、「その家でどんなふうに暮らしていくか」を想像しながら決めることはとても大事でした。
一条工務店で家を建てようと思った理由も、特別に派手なものではなく、毎日の生活を少しでも無理なく回したいという、かなり現実的なものでした。でも、実際の家づくりって、そういう地に足のついた理由の方が、住んでから効いてくる気がしています。
住んでみてよかったことや、逆に「ここはもっと考えてもよかったかもしれない」と思うこともあります。そのあたりは、また別の記事で少しずつ書いていきたいと思っています。

🏡 家づくりをこれから始める方へ
私も最初は、何から始めればいいのか分かりませんでした。
実際に複数の住宅会社を比較してみることで、それぞれの特徴や自分たちに合う家づくりが少しずつ見えてきました。
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家づくりで後悔しないために、住んで分かったデメリットもまとめています。
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