一条工務店のような高気密・高断熱の家に住むと、冬の電気代は実際いくらくらいになるのか。

寒い地域で家づくりを考えている方にとって、かなり気になるポイントだと思います。

わが家は以前、東北の豪雪地帯にある築20年ほどの社宅で暮らしていました。

冬は電気代に加えて灯油代もかかるのに、リビング以外は寒く、厚手のルームソックスが欠かせないような暮らしでした。

2025年4月に一条工務店のグランスマートへ入居し、初めての冬を経験しました。

結論からいうと、真冬の電気代は3万円を超えました。

一番高かった2026年1月は、

35,501円・1,164kWh

でした。

決して「一条工務店なら冬の電気代が安い」と言える金額ではありません。

ただし、以前の社宅とは暖房方法も家全体の暖かさも大きく違います。

この記事ではこんなことを紹介します

① 社宅時代の電気代・灯油

② 一条工務店の冬の電気代

③ 太陽光発電と売電収入

④ 社宅と新居を比べて感じたこと


わが家の前提条件

  • 一条工務店 グランスマート
  • 平屋
  • 東北の豪雪・寒冷地域
  • 4人家族(大人2人・子ども2人)
  • 2025年4月入居
  • 全館床暖房
  • 太陽光発電あり
  • 蓄電池1台
  • 売電単価15円/kWh(税込)
  • 2025年10月中旬頃から床暖房ON
  • 2025年6月中旬頃~8月はエアコン冷房を使用
  • 2026年4月からエコキュートの沸き上げを昼間へ変更

同じ一条工務店でも条件によって電気代は変わるため、あくまで豪雪地帯に住むわが家の実例としてご覧ください。


入居から床暖房を使う前までの電気代

まず、2025年4月に入居してから、床暖房を使い始める前までの電気代です。

月電気代使用量
2025年4月4,209円96kWh
2025年5月10,414円225kWh
2025年6月7,915円134kWh
2025年7月7,934円138kWh
2025年8月7,748円143kWh
2025年9月8,810円192kWh

春から秋までは、おおむね4,000円台~1万円前後で推移しました。

夏はエアコンを使用していますが、それでも真冬ほど大きな電力消費にはなっていません。

そして、わが家では2025年10月中旬頃から床暖房を使い始めました。

ここから電気代の動きが大きく変わります。


一条工務店の冬の電気代を公開

床暖房をONにした2025年10月から、2026年4月までの電気代・使用量・売電額です。

月状況電気代使用量売電額
2025年10月床暖房ON7,761円146kWh14,520円
2025年11月初雪12,757円328kWh6,135円
2025年12月氷点下が増える20,504円603kWh1,515円
2026年1月大雪・発電ほぼなし35,501円1,164kWh465円
2026年2月真冬31,427円1,193kWh450円
2026年3月冬の終わり15,401円513kWh6,780円
2026年4月床暖房OFF11,688円297kWh13,095円

1月と2月は、電気代が3万円を超えました。

特に1月は大雪で太陽光パネルが雪に覆われ、売電額もわずか465円でした。

2月も450円です。

春や秋と比べると、豪雪地帯の真冬は電気使用量が大きく増え、太陽光による売電もほとんど期待できないという結果になりました。


床暖房を使い始めると電気代はどう変わった?

数字を並べてみると、季節による違いがかなり分かります。

床暖房を使う前の2025年9月は、

8,810円・192kWh

でした。

その後、

  • 11月 12,757円・328kWh
  • 12月 20,504円・603kWh
  • 1月 35,501円・1,164kWh
  • 2月 31,427円・1,193kWh

と、気温が下がるにつれて電力使用量も増えました。

ただし、この電気代で暖めているのはリビングだけではありません。

一条工務店の全館床暖房によって、わが家ではリビングだけでなく、廊下・脱衣所・トイレ・玄関なども含めて家全体を暖めています。

そのため、単純に「3万円は高い・安い」だけではなく、

その金額で家のどこまで暖めているのか

も一緒に考える必要があると感じています。


▶一条工務店の床暖房は本当に快適?寒い社宅暮らしと比べて感じたメリット・デメリット


社宅時代は電気代+灯油代がかかっていた

比較のために、以前暮らしていた社宅の光熱費も公開します。

社宅は、

  • 築20年ほど
  • 2LDK
  • 2階建て一軒家
  • 灯油FFストーブ
  • 灯油給湯

という家でした。

古い建物で、冬はすきま風や床の冷たさがつらく、暖房をつけてもリビング以外はかなり寒い状態でした。

社宅時代の電気代

月電気代使用量
2024年6月9,908円297kWh
2024年7月13,840円391kWh
2024年8月15,126円428kWh
2024年9月14,423円459kWh
2024年10月11,305円362kWh
2024年11月10,812円332kWh
2024年12月11,530円331kWh
2025年1月13,288円381kWh
2025年2月10,426円345kWh
2025年3月9,164円304kWh
2025年4月10,082円300kWh

電気代だけでも、月1万円前後~1万5千円ほどかかっていました。

しかし、冬はこれだけではありません。

社宅時代の灯油代

月灯油代
2023年11月6,274円
2023年12月7,031円
2024年1月18,024円
2024年2月12,532円
2024年3月15,708円
2024年4月24,971円
2024年11月6,752円
2024年12月6,168円
2025年1月9,986円
2025年2月27,411円
2025年3月16,595円
2025年4月30,012円

灯油は給油したタイミングで請求されるため、毎月一定額ではありません。

そのため、新居と「同じ月だけ」で単純比較するのは適切ではないと思っています。

ただ、社宅時代は電気代に加えて冬は灯油代も必要だったことは確かです。

なぎ

電気代と灯油代を払っているのに、リビング以外は寒い。この頃は「冬は寒くて当たり前」と思っていました。


真冬の電気代は高い。でも社宅時代とは「高い」の中身が違った

新居の1月・2月だけを見ると、

35,501円
31,427円

なので、私は「一条工務店なら冬の光熱費が安い」とは言えません。

豪雪地帯で全館床暖房を使うわが家では、真冬にはそれなりの電気代がかかりました。

ただ、社宅時代との大きな違いがあります。

社宅では、

電気代+灯油代を払っても寒い。

新居では、

電気代は高い月があるものの、家全体が暖かい。

この違いです。

社宅時代は、リビングから廊下へ出るだけでも寒く、脱衣所やトイレへ行くのも冬はつらく感じていました。

一条工務店へ入居してからは、部屋ごとの温度差が少なくなり、朝起きたときやお風呂上がりの寒さによるストレスも大きく減りました。

▶「一条工務店の床暖房は本当に快適?寒い社宅暮らしと比べて感じたメリット・デメリット」

わが家の場合、

「寒さを我慢しながら払う光熱費」から「家全体を暖かくするための光熱費」に変わった

という感覚が一番近いです。


豪雪地帯では冬の太陽光発電は期待しすぎない方がよかった

太陽光発電についても、実際に1年間暮らしてみて季節差を感じました。

冬の売電額は、

  • 2025年12月:1,515円
  • 2026年1月:465円
  • 2026年2月:450円

でした。

一方、雪がなくなった春以降は、

  • 2026年4月:13,095円
  • 2026年5月:20,085円
  • 2026年6月:16,650円

まで増えています。

わが家の場合、太陽光発電は、

「真冬の電気代を大きく相殺してくれる設備」

というより、

「春~秋を含めた年間トータルで家計を助けてくれる設備」

という印象です。

特に豪雪地帯では、パネルが雪に覆われる時期があることは、実際に暮らしてみて強く感じました。

なぎ

雪がなくなってから売電額が一気に増えました。豪雪地帯では、太陽光は冬だけでなく年間で見るものだと実感しています。

太陽光発電は、地域や屋根形状、容量、蓄電池の有無によって費用も発電量も大きく変わります。
わが家のように豪雪地帯では、冬だけを見て判断するのではなく、年間の発電量や売電、自家消費まで含めて考えることが大切だと感じました。

これから太陽光発電を検討する方は、1社だけの見積もりで決めず、複数社の価格や提案内容を比較しておくと安心です。

太陽光発電の費用を比較したい方へ

太陽光発電は、同じような条件でも施工会社や提案内容によって見積もりに差が出ることがあります。
複数社の見積もりをまとめて比較すると、価格だけでなく、パネル・蓄電池・保証内容なども見比べやすくなります。

▼ 太陽光発電の見積もりをまとめて比較する
(価格・保証・蓄電池の有無を比較したい方はこちら)

わが家のように豪雪地帯では、冬だけの発電量で判断しにくいため、導入前に複数社の見積もりを比較しておくと安心です。

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電気代と売電額は分けて考えています

この記事では、

電気代 − 売電額=実質電気代

という計算はしていません。

太陽光で発電した電気には自家消費分もありますし、買電と売電は別の数字だからです。

そのため、

電力会社へ支払った電気代
売電によって得た収入

をそれぞれ分けて掲載しています。

これから太陽光を検討する方も、この2つを分けて見る方が実際の家計を把握しやすいと思います。


エコキュートの沸き上げ時間を昼間に変更

2026年4月から、エコキュートの沸き上げ時間を夜間ではなく昼間へ変更しました。

太陽光が発電する時間帯にお湯を沸かすためです。

その後の電気代は、

  • 2026年5月:5,945円
  • 2026年6月:5,147円

でした。

ただし、これはエコキュートの設定変更だけの効果とは断定できません。

床暖房をOFFにしたこと、気温が上がったこと、季節的に電力使用量が減ったことなど、複数の要因があります。

そのため、

「昼間沸き上げに変えたら○円安くなった」

とは考えず、

太陽光がある家では、エコキュートの沸き上げ時間を見直すことも、電気の使い方を考える一つのポイントだと感じました。


電気代以上に大きく変わったのは冬の暮らし

リロ

電気代が高くても、それだけ満足できるくらい暖かいの?

数字だけを見ると、真冬の電気代は決して安くありませんでした。

それでも、社宅時代から比べると冬の暮らしは大きく変わりました。

特に感じているのは、

  • 朝起きた瞬間の寒さがつらくない
  • リビング以外へ移動しても寒さを感じにくい
  • 脱衣所やトイレも暖かい
  • 床の冷たさを気にしなくていい
  • 子どもが家の中で過ごしやすい
  • 暖房器具を部屋ごとに置かなくていい
  • 冬の寒さによるストレスがかなり減った

という点です。

社宅時代も、新居も、冬の光熱費が「安い」とは言えません。

でも、同じようにお金を払うなら、何を得られているかは大きく違いました。


まとめ|豪雪地帯の一条工務店は真冬3万円超。でも暮らしは大きく変わった

比較項目社宅時代新居
暖房灯油FFストーブ床暖房
光熱費の中心電気+灯油電気
真冬の負担感高い+寒い高い月はあるが暖かい
太陽光・売電なしあり
暮らしやすさ寒さのストレス大家全体が暖かく快適

一条工務店グランスマートで初めて冬を過ごしてみると、豪雪地帯に住むわが家では、

2026年1月:35,501円
2026年2月:31,427円

と、真冬の電気代は3万円を超えました。

「一条工務店なら光熱費がものすごく安くなる」と期待している方にとっては、高く感じる金額かもしれません。

私自身も、数字だけを見れば安いとは思いません。

ただし、以前暮らしていた社宅では、電気代に加えて灯油代も必要で、それでもリビング以外はかなり寒い暮らしでした。

新居では全館床暖房によって、廊下・脱衣所・トイレ・玄関なども含めて家全体を暖めています。

だからわが家では、

光熱費は「いくら払ったか」だけでなく、「その金額でどんな冬を過ごせたか」まで含めて考えるようになりました。

また、豪雪地帯では真冬の太陽光発電は大きく落ち込みました。

一方で春以降は売電額が増えているため、太陽光についても冬だけではなく年間を通して見ていきたいと思っています。

一条工務店の冬の電気代を調べている方は、他の家庭の金額だけを見るのではなく、

地域・家族人数・床暖房の使用状況・太陽光発電・蓄電池・家の大きさ・生活スタイル

なども一緒に確認してみてください。

わが家の実際の数字が、豪雪地帯で一条工務店を検討している方の参考になればうれしいです。

寒い社宅暮らしから、なぜ一条工務店で家を建てることになったのかはこちらにまとめています。

▶「一条工務店で家を建てた理由」


一条工務店の床暖房についてはこちら

電気代だけでなく、実際の暖かさや住んで感じたメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶ 一条工務店の床暖房は本当に快適?寒い社宅暮らしと比べて感じたメリット・デメリット