わが家は、最初から一条工務店を第一候補にしていたわけではありません。

むしろ家づくりを始めた頃は、一条工務店に対して「性能は良さそうだけれど、外観の自由度はあまり高くないのかな」というイメージを持っていて、候補にも入れていませんでした。

住宅会社を探す中で実際に見学・相談したのは、積水ハウス、日本ハウスHD、ミサワホーム、地場工務店、そして一条工務店。

そのうち2社では仮契約まで進みましたが、打ち合わせを重ねる中で「この会社に何千万円という家づくりを任せて大丈夫だろうか」と感じ、契約を見直した経験もあります。

一方、一条工務店は、夫の同僚である実際の施主から聞いた冬の暖かさ、営業担当への信頼、災害時の対応力、そして冬に訪れた展示場やOB宅の快適さが重なり、少しずつ有力候補になっていきました。

最終的には工場見学を終えた日に、「もう一条工務店にしよう」と決めています。

この記事では、わが家が実際に比較した住宅会社それぞれの印象と、一条工務店グランスマートを選んだ決め手をまとめます。

住宅会社選びで迷っている方の、一つの実例として参考になればうれしいです。

家づくりそのものを始めたきっかけや、寒い社宅暮らしからマイホームを考えるまでの経緯はこちらにまとめています。

この記事ではこんなことを紹介します

① わが家が実際に比較した4社
② 各社で感じた良かった点・合わなかった点
③ 一条工務店が途中から第一候補になった理由
④ 最終的にグランスマートを選んだ決め手

最初から一条工務店が第一候補だったわけではありません

家づくりを始めた当初、一条工務店は候補に入っていませんでした。

当時、私が一条工務店に持っていたのは、主力商品だったi-smartのイメージです。

性能を重視した家という印象はあったものの、外観については似た雰囲気の住宅が多いように感じ、「外観にオリジナリティを出したい人にはあまり向かないのでは」と勝手に思い込んでいました。

今振り返れば、展示場にも行かず、実際の施主の家も見ずに抱いていた先入観です。

家づくりでは、こうした「何となく持っているメーカーのイメージ」が、実際に見学したことで大きく変わることが何度もありました。

わが家が実際に比較した住宅会社4社

積水ハウス|接客はとても丁寧。でも営業の進め方がわが家には合わなかった

積水ハウスでは、最初から展示場の店長が対応してくださいました。

たまたま同年代で、スポーツに打ち込んでいたという共通点もあり、会話が弾んだことを覚えています。

大人だけでなく、当時1歳だった次男にも子ども用の名刺を用意してくれ、本人もとても喜んでいました。

一緒に見学した母にも丁寧に説明してくれ、接客そのものにはとても良い印象を持ちました。

一方で、資金計画についてFPとの面談を早い段階で勧められ、わが家が一度断った後も日程調整の連絡が続いたことは少し負担に感じました。

また、他社との比較説明の中で競合メーカーについて否定的な話が出ることもあり、その点もわが家の住宅会社選びのスタイルとは少し合いませんでした。

展示場と同等の規模・仕様で建てる施主もいるという話も聞きましたが、わが家とは予算感が大きく違い、「ここで家を建てる自分」を具体的に想像しにくかったことも候補から外れた理由の一つです。

日本ハウスHD|和のデザインは好み。でも打ち合わせで不安を感じた

日本ハウスHDは、デザイン面ではかなり惹かれた住宅会社です。

日本家屋や和のしつらえを取り入れたジャパニーズモダンなデザインが好みで、営業担当も犬好き。ペットと暮らす家についても真剣に考えてくれました。

また、毎回の打ち合わせ内容を手書きできれいに議事録へまとめ、バインダーにして渡してくれたことも印象に残っています。

わが家は仮契約まで進みました。

ただ、初回の間取り・設備提案に対して「ここは変更したい」「予算を少し抑えたい」と相談した際、こちらが期待していたような「では何を残して、どこを削りましょうか」という話し合いになりませんでした。

わが家としては、最初の提案をたたき台にして、予算と希望のバランスを一緒に調整していくものだと思っていました。

ところが、希望を伝えた際の打ち合わせの雰囲気に強い違和感を覚え、「この先も何度も行う家づくりの打ち合わせを安心して続けられるだろうか」と考え、最終的に解約しました。

地場工務店|価格とデザインは魅力的。でも長期サポートを重視

地場工務店では、ログハウスのようなアウトドアテイストや薪ストーブを取り入れた住宅など、大手とは違う個性的なデザインに惹かれました。

価格にも大きな魅力があり、同程度の坪数で比較すると、大手ハウスメーカーとの差は約1,000万円になるケースもありました。

一方、わが家は家を建てた後のメンテナンスや会社の継続性も重視していました。

身近に、建築中に依頼先の工務店が倒産したケースがあり、完成こそしたものの、その後は遠方の営業所へメンテナンスを相談しなければならなくなったという話を聞いていたためです。

また、完成見学会にも何度か参加しましたが、設備や仕上げについては、大手住宅会社と比べるとコストを抑えている部分を感じました。

価格だけではなく「建てた後も長く相談できる安心感」を優先した結果、わが家は大手ハウスメーカーを選ぶ方向へ傾きました。

ミサワホーム|「蔵」の大容量収納にはかなり惹かれた

ミサワホームで特に惹かれたのは「蔵のある家」です。

もともと収納を重視して家づくりを考えていたため、大容量の収納を住まいの中へ取り込む考え方にはかなり魅力を感じました。

一方、検討中の電話やメール、DMでの連絡頻度がわが家には少し多く感じられました。

家づくりについて自分たちのペースで考えたかったこともあり、最終候補には残りませんでした。

一条工務店が突然、有力候補になったきっかけ

転機になったのは、夫の職場でした。

夫の会社には一条工務店で家を建てた同僚が何人もいて、その中の一人から、

「冬、本当に暖かいよ」

と勧められました。

メーカーの営業トークではなく、実際に同じ地域で冬を過ごしている知人から聞く感想だったため、説得力がまったく違いました。

その同僚から「本当にいい営業担当だから」と紹介してもらい、まずショートメールで挨拶をしました。

ただ、当時は忙しく、2通ほどやり取りしたまま約3か月が経過。

ある日、近くにいて急に時間が空いたため、予約をせず一条工務店の展示場へ立ち寄りました。

受付で名前を書いたところ、

「○○様、いらっしゃってくださったのですね!」

と声をかけられました。

約3か月前に、ほんの数通メールをやり取りしただけだったのに、私たちの名前を覚えてくれていたことに驚きました。

なぎ

この時点で“ちゃんと一人ひとりのお客さんを見ている人なんだな”と感じました。

最終的に一条工務店を選んだ4つの決め手

①実際の施主宅で体感した「冬の暖かさ」

一条工務店を本格的に検討し始めたのは1〜3月頃でした。

そのため、展示場やOB宅訪問では、全館床暖房の暖かさを実際に体感することができました。

寒い時期だからこそ、その違いがとても分かりやすかったです。

当時住んでいた社宅は、冬の寒さが家づくりを考えた大きな理由の一つでした。

一条工務店の家に入ったときの、家全体が穏やかに暖かい感覚は強く印象に残りました。

雪国で実際に全館床暖房を使って感じたメリット・デメリットはこちらで詳しく紹介しています。

②大規模水害で知った、災害時の対応力

一条工務店を検討していた夏、私たちが暮らす地域で大規模な水害が発生しました。

一条工務店を紹介してくれた夫の同僚宅も床下浸水の被害を受けました。

その同僚から、一条工務店が排水対応など復旧支援に動いてくれたと聞きました。

家は、建てたら終わりではありません。

大規模災害のような非常時に、全国規模の会社が持つ人員や資材、対応体制の大きさは安心材料になるのだと、この出来事を通して感じました。

③「この人になら任せられる」と思えた営業担当

最終的には、営業担当への信頼が一条工務店を選んだ大きな理由になりました。

家づくりでは、分からないことを何度も質問します。

担当者は、分からないことを曖昧に答えることなく、

「分からないので確認します。分かり次第お答えします」

ときちんと調べてから回答してくれました。

その姿勢が積み重なり、「この人なら何千万円という家づくりを任せても大丈夫」と思えるようになりました。

土地探しでも営業担当への信頼を実感

土地探しでも、その信頼関係を実感する出来事がありました。

同じ土地について同じ不動産会社へ問い合わせても、担当する住宅営業によって話の進み方が違うことがあります。

わが家の一条工務店の担当者が不動産会社へ交渉した際には、その場で約100万円の価格調整をしてもらうことができました。

後から不動産会社の方にも「信頼できる営業担当とは今後も付き合っていきたいから頑張れる」という趣旨の話を聞きました。

家づくりでは住宅会社だけでなく、誰が担当してくれるかも想像以上に重要だと感じた出来事でした。

④工場見学で「もう一条にしよう」と決めた

最後のひと押しになったのが、一条工務店の工場見学でした。

地震体験や、暖かい部屋と寒い部屋を移動して血圧の変化を見る体験などを通して、住宅性能が暮らしや身体にどう影響するのかを体感しました。

カタログの数値を読むだけではなく、自分自身で体験できたことで納得感が大きくなり、

工場見学を終えたあと、そのまま仮契約しました。

一条工務店は高いと思っていた。でも見積もりを比べると印象が変わった

一条工務店について、周囲から「高い」という話を聞くこともありました。

私自身も検討前は、高価格帯のハウスメーカーという印象を持っていました。

ところが複数社で見積もりを比較すると、その印象は変わりました。

太陽光発電、蓄電池、全館床暖房など、一条工務店で採用した設備と同等のものを他社で追加していくと、オプション費用が大きくなります。

単純な建物価格だけではなく、**「同じような設備まで含めたら最終的にいくらになるのか」**で比較する必要があると感じました。

実際にわが家が一条工務店で建てた31坪平屋の建築費は、オプション・太陽光・蓄電池込みで約3,427万円でした。建物本体・付帯工事・約300万円のオプション内訳まで、実際の見積書をもとに詳しく公開しています。

家づくりの予算は、建物価格だけでは終わりません。
わが家では建築費とは別に、92坪の外構に約388万円かかりました。
外構会社によって見積金額にも大きな差があったので、実際の内訳と比較した内容はこちらにまとめています。

92坪の外構費は約388万円|見積もり内訳を公開

それでも契約前に感じていた一条工務店の弱点

一条工務店に決めたからといって、すべてが理想通りだと思っていたわけではありません。

契約前から気になっていたのは、主に次の2点でした。

①外観デザインの自由度

当時のi-smartには、外観のバリエーションが少ない印象を持っていました。

現在わが家が建てたグランスマートは、タイル外壁の質感も含めて気に入っていますが、デザインを最優先する人にとっては、他社の方が自由度を感じるケースもあると思います。

②2×6工法による間取りの制約

高い断熱・気密性能と引き換えに、2×6工法ならではの構造上の制約があります。

わが家も実際の間取りづくりで「ここはもっと自由にできたら」と感じる場面がありました。

実際に建ててから感じた一条工務店のデメリットや後悔ポイントはこちらにまとめています。

他社比較をして本当によかったと思う理由

振り返って一番感じるのは、ネットやSNSの評判だけで住宅会社を決めなくてよかったということです。

展示場へ行く前に持っていたイメージと、実際に営業担当と話した後の印象が大きく違った会社は何社もありました。

良い意味で覆された会社もあれば、逆に「ここなら間違いない」と思っていたのに、打ち合わせを重ねて合わないと感じた会社もあります。

また、土地探し一つをとっても、営業担当によって不動産会社との交渉や情報の入り方が変わることを実際に経験しました。

家は価格も大きく、長く住むものです。

だからこそ、前評判だけを鵜呑みにするのではなく、

自分で見て、聞いて、比較して、自分たち家族に合う会社を判断する。

その過程は省かない方がいいと思っています。

これから住宅会社を選ぶ方へ

わが家も最初から一条工務店だけに決めていたわけではありません。

実際に複数の住宅会社を比較したことで、断熱性能・設備・デザイン・価格・担当者との相性など、「自分たちが家づくりで何を優先したいのか」が見えてきました。

気になる住宅会社が複数あるなら、早い段階で間取りや設備、価格帯を比較しておくと判断しやすくなります。

▼ 気になる住宅会社をまとめて比較してみる

まとめ|一条工務店を選んだ最大の決め手は「信頼と実体験」

わが家が一条工務店を選んだ理由は、一つだけではありません。

冬の暖かさ、住宅性能、災害時の対応力、設備と価格のバランス。

そのすべてが少しずつ積み重なりましたが、最後に大きかったのは**「この営業担当となら家づくりを進められる」と思えた信頼感**でした。

最初は候補にも入っていなかった一条工務店。

それでも、自分たちで展示場へ行き、施主宅を見て、工場で性能を体験し、他社とも比較した結果、グランスマートを選びました。

住宅会社選びでは、ネット上の評判だけでは分からないことが本当にたくさんあります。

わが家の経験が、これから住宅会社を選ぶ方の参考になればうれしいです。

一条工務店で建ててよかったこと7選


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