「一条工務店って、やっぱり高いの?」
家づくりを始めると、気になる人も多いと思います。
私も最初はそうでした。
大手リフォームメーカーで住宅に関わっていましたが、それでも自分の家を建てる立場になって初めて分かったことがたくさんあります。
そのひとつが、
住宅会社の価格は、総額や坪単価だけを並べても比較しにくい
ということでした。
わが家は、一条工務店だけでなく、
- 積水ハウス
- 日本ハウスHD
- 地場工務店
- ミサワホーム
などを検討しました。
その中には仮契約まで進んだ住宅会社もあります。
最終的に建てたのは、一条工務店グランスマートの約31坪平屋。
土地・外構を除いた建築工事費は、
34,268,656円(税込)
約3,427万円でした。
決して「安い家」ではありません。
ただ、他社の見積もりと比較していくと、
「一条工務店だから3,427万円になった」わけではない
ことも見えてきました。
平屋なのか2階建てなのか。
準防火地域なのか。
太陽光や蓄電池を付けるのか。
床暖房を採用するのか。
外壁は窯業系サイディングなのかタイルなのか。
さらに、その土地だから必要になる付帯工事もあります。
この記事では、実際に複数社を比較したわが家の経験から、
一条工務店は本当に高いのか?
を、坪単価だけではなく「最終的にどんな家ができるのか」まで含めて考えてみます。
※住宅価格や仕様は契約時期・地域・商品・キャンペーンなどによって変わります。この記事に記載している金額は、わが家が実際に検討・契約した当時のものです。
① 一条工務店31坪平屋の実際の建築費
② 他社見積もりと単純比較できなかった理由
③ 準防火地域・平屋・土地条件で増えた費用
④ 高くても採用してよかった設備と、削れたと思うもの
⑤ 一条工務店が向いている人・向いていない人
- 一条工務店は高い?わが家の結論
- わが家の一条工務店グランスマートは約3,427万円
- 他社見積もりと一条工務店は、そもそも条件が違った
- 「一条工務店は高い」と単純に言えなかった理由
- わが家は「準防火地域」だったため約100〜150万円増える見積もりだった
- わが家が土地選びで価格以上に重視したこと
- 土地は「水道管」でも思わぬ費用が出る
- 平屋だから高くなった部分もある
- 一条工務店のデメリット|価格以外にも制約はある
- 一条工務店が向いていると思う人
- 一条工務店が合わないかもしれない人
- わが家が価格だけで一条工務店を選ばなかった理由
- 住宅会社を比較するときは「同じ条件」に近づけてみる
- まとめ|一条工務店が高いかは「何が含まれているか」で考えたい
一条工務店は高い?わが家の結論
先に結論を言うと、
一条工務店は安い住宅会社ではないと思います。
価格を最優先して家を建てるなら、もっと安く建てられる住宅会社や地場工務店はあります。
実際、わが家が検討した地場工務店では、約32坪・2階建て4LDKで約2,300万円という見積もりでした。
一方、一条工務店グランスマートで建てたわが家は約31坪・平屋で約3,427万円。
金額だけを見ると、
約1,100万円の差
があります。
これだけを見ると、
「やっぱり一条工務店は高い」
と思いますよね。
私も最初はそう感じました。
でも、見積書の中身を見ると条件がかなり違いました。
地場工務店の見積もりには、
- 太陽光発電
- 蓄電池
- 全館床暖房
- タイル外壁
などは含まれていません。
さらに、地場工務店は2階建て。
一条工務店は平屋です。
つまり、
2,300万円と3,427万円をそのまま比較しても、同じ家を比べているわけではありません。
この経験から、私は「一条工務店は高い?」という問いには、
高いか安いかより、
何が含まれた状態の価格なのかを見る必要がある
と考えるようになりました。
わが家の一条工務店グランスマートは約3,427万円
わが家は一条工務店グランスマート。
施工面積は103.10㎡、約31.19坪の平屋です。
土地代・外構費などを除いた建築工事費は、
34,268,656円(税込)
でした。
主な内訳は、
- 建物本体:約2,405万円
- 付帯工事:約142万円
- 標準仕様外工事:約302万円
- 太陽光発電+蓄電池:約223万円
などです。
「3,427万円の中に何が入っているの?」
という方は、実際の見積書をもとに別記事で詳しく公開しています。
▶一条工務店グランスマートの建築費を公開|31坪平屋・オプション込み約3,427万円
この記事では細かな金額よりも、
なぜその価格になったのか
に絞って見ていきます。

他社見積もりと一条工務店は、そもそも条件が違った
家づくりをしていた当時、他社では基本的に
32坪前後・2階建て・4LDK
で見積もりをお願いしていました。
間取りは、
- LDK
- 和室
- 主寝室
- 子ども部屋2室
という構成です。
一方、一条工務店では最終的に平屋を選びました。
そのため、ここから紹介する価格は「完全な同条件比較」ではありません。
むしろ、この違いこそ、
ネットで住宅会社の価格を比べる難しさ
だと思っています。
日本ハウスHDは約35坪で約4,200万円
日本ハウスHDでは、
- 約35坪
- 2階建て4LDK
- 階段途中にスキップフロア
- 窯業系サイディング
- パネルヒーター
などの仕様で、
約4,200万円
という見積もりでした。
さらに、
- 太陽光発電
- 蓄電池
- タイル外壁
などは別途オプション。
わが家が希望していた仕様を増やしていけば、さらに金額が上がる可能性がありました。
床暖房については、当時の担当者からペットへの配慮などを理由に積極的には勧めないという説明も受けました。
現在、わが家では一条工務店の全館床暖房を使っていますが、室温を適温に設定しているため、少なくともわが家の犬が暑がって困った経験はありません。
もちろん、これはあくまでわが家の場合です。
暖房方式は、価格だけではなく住む地域や家族、ペットとの暮らし方まで含めて選ぶものだと思います。
地場工務店は約2,300万円。でも設備条件はかなり違った
地場工務店では、
- 約32坪
- 2階建て4LDK
- 窯業系サイディング
- 太陽光なし
- 蓄電池なし
- 床暖房なし
で、
約2,300万円
でした。
金額だけならかなり魅力的でした。
暖房はエアコンのほか、薪ストーブという選択肢もありました。
実際、薪ストーブの家に住んでいる知人から、
「冬でも半袖で過ごせるくらい暖かい」
と聞き、私も少し憧れました。
知人は薪集めそのものを楽しみ、伐採された木をもらったり、薪ストーブを使う人たちとの交流まで楽しんでいました。
とても素敵な暮らし方だと思います。
でも、当時のわが家には合いませんでした。
夫は朝6時過ぎに出勤し、帰宅は19時頃。
乳幼児と発達特性のある子どもを育てながら、毎日の家事・育児に加えて、
- 薪を集める
- 運ぶ
- 保管する
- 乾燥させる
という生活を楽しめる余裕が、私にはありませんでした。
すぐ使える薪を購入する方法もありますが、費用まで考えると、
わが家にはエアコンや床暖房の方が合っている
と判断しました。
これは薪ストーブが良い・悪いという話ではありません。
家づくりでは、
設備そのものの性能より、「その暮らしを10年、20年続けられるか」
も大事なのだと思います。

「一条工務店は高い」と単純に言えなかった理由
他社の見積もりを見ていると、
一条工務店で採用した設備を同じように付けようとした場合、別途費用になるものがいくつもありました。
たとえば、
- 床暖房
- 太陽光発電
- 蓄電池
- カップボード
- タイル外壁
- リビングエアコン
- 食洗機のグレードアップ
などです。
※一条工務店でも、商品・仕様・キャンペーンなどによって標準/オプション扱いは異なります。わが家でもフロントオープン食洗機やカップボードについてはイベント特典などを利用しています。
だから、
他社の建物価格+必要な設備
と、
一条工務店で実際に採用した最終仕様
まで近づけて考えなければ、本当の価格差は分かりません。
「坪単価」だけで比較すると分かりにくい
ネットでは、
「一条工務店の坪単価は○万円」
という情報をよく見かけます。
もちろん目安にはなります。
ただ、実際に見積もりを取ってみると、
- 本体工事
- 付帯工事
- オプション
- 太陽光
- 蓄電池
- 外構
- 地盤改良
- 土地特有の追加工事
など、どこまで含めるかによって数字は変わります。
現在の価格情報を扱う競合記事でも、本体坪単価と総額坪単価が混在しやすいことや、施工面積・階数・防火仕様などで価格が変わることが指摘されています。
だから私は、
「坪単価はいくら?」
より、
「自分たちが欲しい家を、この会社で建てると最終的にいくらになる?」
を比較する方が現実的だと思っています。
わが家の場合、一条工務店への建築工事費約3,427万円とは別に、外構費が約388万円かかっています。
「家にかかった総額」を考えるときは、建物だけでなく外構まで含めて予算を見ておく必要があります。
外構費約388万円の見積もり内訳を見る
わが家は「準防火地域」だったため約100〜150万円増える見積もりだった
もうひとつ、住宅会社とは別に建築費へ影響したのが土地の用途地域条件です。
わが家の土地は準防火地域。
建物も準防火仕様で見積もられています。
準防火地域では、延焼のおそれのある部分の開口部などに一定の防火性能が求められます。
わが家が見積もりをお願いした住宅会社では、サッシや玄関ドアなどを対応仕様にすることで、
おおむね100〜150万円程度
価格が上がりました。
これは、
「一条工務店だから高くなった費用」ではありません。
この土地に住宅を建てる以上、どの会社を選んでもある程度必要になる費用でした。
周辺には築年数の古い住宅も多いため、私はこの費用については、
安心して暮らすために必要なコスト
だと考えています。
一方、地盤改良費は0円だった
土地によって費用が増えることもあれば、かからない費用もあります。
わが家の場合、地盤調査の結果、
地盤改良工事は不要
でした。
そのため地盤改良費は0円。
極端な軟弱地盤ではありませんが、建物の水平性能を長期的に維持するために、
荷重の分散を図り地盤に対する負担を軽減することが不可欠と判断され「べた基礎」施工となりました。
昔からの市街地にある土地ですが、
「古い町だから地盤が強い」
と判断したわけではありません。
最終的には、あくまで地盤調査の結果で判断しています。
土地選びでは、
- 準防火地域
- 地盤改良
- 上下水道
- 前面道路
- 高低差
- 残土処分
- 重機が入れるか
などによっても建築費が変わります。
住宅会社の坪単価だけでは見えない部分です。
わが家が土地選びで価格以上に重視したこと
この土地を選んだ理由も、「安かったから」だけではありません。
わが家が重視したのは、
- 最寄りICまでの距離
- 夫の勤務先へのアクセス
- 学校への距離
- 子どもが転校せずに済む学区
- 平屋が建てられる土地の広さ
- 前面道路の幅員
- 間口
- 洪水リスク
- 津波リスク
です。
特に重視したのがハザードマップ。
同じ地域でも、大雨になると道路が冠水する場所があります。
そのため、土地を探すときは洪水ハザードマップをかなり確認しました。
港町なので、津波についても同様です。
津波災害警戒区域の基準水位も確認し、できるだけ影響が少ないと判断できる土地を選びました。
今のところ、近隣地域で道路冠水が起きた大雨の際にも、わが家周辺では大きな冠水被害なく暮らせています。
ただし、ハザードマップ上のリスクが低いからといって、災害が絶対に起きないわけではありません。
土地を購入するときには、
価格だけでなく「ここで長く暮らして大丈夫か」
も同時に確認することが大切だと思っています。
土地購入前に、近隣環境まで確認したい方へ【PR】
土地そのものの条件に加えて、周辺環境や近隣状況は、自分たちだけでは確認しきれないこともあります。
わが家も土地探しでは、住宅会社の担当者を通して不動産会社へ確認してもらい、ネット上の物件情報だけでは分からない内容まで調べてもらいました。
土地購入前に近隣環境まで確認しておきたい場合は、第三者による近隣調査サービスを利用する方法もあります。
▼ 土地購入前に周辺・近隣環境を確認してみる
土地は「水道管」でも思わぬ費用が出る
家を建てるまで、私は土地の値段と建物価格を中心に考えていました。
でも実際には、土地の中にある設備も重要です。
わが家の土地には古家があり、解体後の更地渡しでした。
すでに水道管は引き込まれていましたが、古い住宅だったため管口径が13mm。
新築に合わせて20mmへ変更する工事が必要になりました。
都市ガスも引き込まれていましたが、わが家はオール電化なのでガスは使用していません。
一方、ガス衣類乾燥機などを採用したい場合には、
- 都市ガスが来ているか
- プロパンガスになるのか
なども土地によって変わります。
古い土地では「他人の配管」が通っていることもある
これはわが家ではなく、実家の建替え新築工事で実際に経験したことです。
実家は曾祖父の時代から100年以上住んでいる土地ですが、建替え工事をした際、
敷地内に隣家の水道管が通っている
ことが分かりました。
本来予定していたカーポートの土間コンクリート工事にも影響しました。
万が一水道管にトラブルが起きれば、コンクリートを剥がして掘削する必要があります。
誰が復旧費用を負担するのかも問題になり、最終的には予定していた施工を諦めました。
100年以上住んでいる土地でも、こうした問題が後から出てくることがあります。
この経験から、
土地は「広さ・価格・立地」だけでは分からない
と強く感じました。
※この話は内容が深いので、今後「土地選びで確認したこと」として別記事に詳しくまとめる予定です。
前面道路や土地形状でも付帯工事費は変わる
建物まで資材や重機をどう運ぶかでも費用は変わります。
たとえば、
- 前面道路が狭い
- 道路を大型車両が曲がれない
- 旗竿地
- 建物横に十分な通路がない
といった土地では、大きな重機が入れないことがあります。
その場合、
残土の搬出や資材搬入を人の手で行う必要があり、人件費や運搬費が増えることもあります。
だから、
同じ30坪の家でも、土地が違えば総額は同じになりません。
これも、ネットの坪単価表だけでは分からない部分です。
平屋だから高くなった部分もある
わが家は平屋を選びました。
平屋を選んだ詳しい理由は別記事にしたいと思っていますが、価格面では無視できないポイントです。
同じ延床面積で比較すると、平屋は2階建てより基礎や屋根の面積が大きくなりやすいため、建築費が上がる傾向があります。
わが家も平屋を選んでいるため、「31坪・約3,427万円」という数字だけを、2階建ての同程度の坪数と単純比較するのは難しいと感じています。
つまり、
31坪・約3,427万円
という数字を見るときも、
- 一条工務店
- グランスマート
- 平屋
- 準防火仕様
- 太陽光
- 蓄電池
- オプション
まで含めて見る必要があります。
でも平屋だから減らせたものもある
平屋は高くなる部分ばかりではありません。
わが家では、
- 階段
- 2階ホール
- 2階トイレ
がありません。
階段も床面積を使うため、その分を1階の居住スペースとして使えるのは平屋のメリットだと感じています。
トイレも1か所です。
4人家族なので、たまに誰かが使っていて待つことはあります。
でも現在まで、
「2個必要だった」
と思ったことはありません。
何より、掃除するトイレが1か所で済むのは楽です。
ただし、これは家族構成や介護、朝の生活時間帯によって答えが変わります。
「平屋ならトイレ1つで十分」とは思っていません。
わが家では家族で話し合って、1台でいいという結論になりました。
廊下は少なくした。でも「廊下ゼロ」が正解とは思わない
床面積を減らすために、
「廊下は無駄」
と言われることがあります。
わが家も廊下は必要最低限にしました。
でも、私はなくせばなくすほどいいとは思っていません。
リビングから直接各居室につながる間取りは、音の問題が出ることがあるからです。
一条工務店の宿泊体験で泊まった家は、とても素敵な吹き抜けのある2階建てでした。
ただ、1階でテレビをつけると、2階主寝室まで思った以上に音が聞こえました。
わが家も子どもを寝かしつけた後にテレビを見るときは、少し音量を下げて字幕を付けることがあります。
もし、
- 大音量で映画を楽しみたい
- 音楽が趣味
- 楽器を演奏する
- 夜型と朝型の家族がいる
という家庭なら、
数㎡を削ることより、音をどう分離するか
の方が重要かもしれません。
住宅価格は、安ければ安いほど正解ではありません。
削った結果、毎日ストレスを感じるなら本末転倒だと思っています。
勾配天井とロフトも検討したけれど、ロフトはやめた
わが家では勾配天井を採用しました。
その際、勾配天井で高さができるなら、
リビングロフトを作って収納を増やす
案も検討しました。
でも採用しませんでした。
大きな理由は、入居宅訪問で実際にロフトへ上らせてもらったことです。
子どもたちは秘密基地のようで大喜び。
一方、私は、
「ここへ荷物を運んで、かがんで収納して、掃除機をかけるのか……」
と考えた瞬間、現実的ではないと感じました。
腰が悪い私にとって、立ち膝やかがんだ姿勢での収納作業はかなり負担です。
階段やはしご、ロフトそのものの造作費も必要になります。
結局、
作れる収納=使う収納ではない
と判断しました。
ちなみに実家の自室にも2畳ほどのロフトがありました。
こちらはベッドスペースとして使っていたため、おこもり感があってとても快適でした。
今振り返ると、
物を出し入れする収納ロフトではなく、寝るだけのスペース
なら子ども部屋にあっても面白かったと思います。
高くても採用したかった「タイル外壁」
家づくりでは、初期費用だけでなく、
建てた後にどれくらいメンテナンスが必要か
も考えました。
その代表が外壁です。
グランスマートではタイル外壁を採用でき、わが家はハイドロテクトタイルを選びました。
一条工務店公式では、ハイドロテクトタイルについて、太陽光で汚れを分解し、雨で洗い流すセルフクリーニング性能を特徴として紹介しています。ハイドロテクトタイル|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
私はリフォーム会社勤務時代、現在の住まいの悩みをお客様から聞く機会が多くありました。
その中で印象に残っていたのが、外壁のカビや汚れです。
もちろん、外壁の汚れ方は、
- 方角
- 日当たり
- 風通し
- 周辺環境
- 外壁材
などで大きく変わります。
ただ、白系のサイディングなどは汚れが目立ちやすく、実際に相談を受けることもありました。
近所にも築年数はまだ浅いものの、西側外壁に緑色の汚れが目立つ住宅があります。
そうした経験から、
自分の家ではタイル外壁を優先したい
と以前から考えていました。
「建築時に安いもの」を選ぶだけでなく、
将来どんなメンテナンスが必要になりそうか
まで含めて価格を見ることも大切だと思っています。
一条工務店で「高かったけれど採用してよかったもの」
わが家の場合、特に満足しているのは、
- 勾配天井
- 3.5寸勾配の屋根
- 天然御影石カウンター
- 太陽光発電
- 蓄電池
- 全館床暖房
- タイル外壁
などです。
一方、
「これは削ってもよかったかも」
と思うものもあります。
たとえば、
- ほとんど使わない寝室エアコン
- 愛犬が使ってくれなかったペットドア
- もっと施主支給を増やしてもよかった照明
など。
家づくりでは、
高いもの=満足度が高い
とは限りませんでした。
詳しい金額は建築費の記事で公開しています。
▶一条工務店グランスマートの建築費を公開|31坪平屋・オプション込み約3,427万円
一条工務店のデメリット|価格以外にも制約はある
一条工務店に決めて満足していますが、
何でも自由にできる住宅会社ではありません。
わが家が建てたグランスマートは、2×6の枠組壁工法。
柱と梁を中心に構成する軸組工法とは違い、壁面で建物を支えるため、
- 大きな開口
- 窓位置
- 袖壁
- 垂れ壁
- 勾配天井の範囲
などで、希望どおりにできないことがありました。
私自身、リフォーム会社勤務時代には耐震診断・補強計画にも関わっていたので、
安全上必要なら仕方がない
と割り切れた部分もあります。
それでも、
「自由設計だから何でもできる」
と思っていると、ギャップはあると思います。
準防火仕様では窓の選択肢にも制約があった
わが家で特に感じたのが窓です。
準防火仕様でも、一条工務店の防火対応トリプル樹脂サッシは、わが家で採用したものは網のない透明なガラスでした。
これは個人的にはとても気に入っています。
一方で、防火仕様になることで選べる窓形状が限られました。
私は採光目的で、
高い位置に横長の大きなFIX窓
を付けたかったのですが、希望する形状の防火対応窓がなく、実現できませんでした。
これも、
一条工務店だから
だけではなく、
準防火地域という土地条件+メーカーの窓ラインナップ
が重なった結果です。
住宅会社を比較するときは、価格だけではなく、
自分がどうしても実現したい間取りやデザインが、その会社で可能か
も確認した方がいいと思います。
一条工務店が向いていると思う人
実際に住んでみて、一条工務店が合いやすいと思うのは、
- 冬の暖かさを重視したい
- 高断熱・高気密住宅に興味がある
- 全館床暖房を使いたい
- 太陽光・蓄電池まで含めて考えたい
- タイル外壁など将来のメンテナンスも考えたい
- 設備をある程度パッケージ化して選びたい
- デザインの完全自由度より性能を重視したい
という人です。
一条工務店が合わないかもしれない人
逆に、
- とにかく初期費用を抑えたい
- 建材や設備を一つひとつ自由に選びたい
- 特殊な間取りや大開口を最優先したい
- デザイナーズ住宅、建築家住宅のようなデザイン自由度を求めたい
- 標準仕様より自分好みのメーカー設備を組み合わせたい
という人には、他社の方が合う可能性があります。
一条工務店が「良い住宅会社」かどうかと、
自分に合う住宅会社かどうかは別の話
だと思っています。
わが家が価格だけで一条工務店を選ばなかった理由
わが家が一条工務店を選んだ理由は、
「一番安かったから」
ではありません。
むしろもっと安い会社もありました。
最終的には、
- 営業担当者への信頼
- 雪国での暖かさ
- 住宅性能
- 災害時への安心感
- 工場見学
- 実際の入居宅訪問
- 太陽光・蓄電池
- 全館床暖房
などを総合して決めました。
4社を比較して、なぜ最終的に一条工務店を選んだのかはこちらに詳しく書いています。
▶一条工務店を選んだ決め手は?4社を比較してグランスマートに決めた理由
住宅会社を比較するときは「同じ条件」に近づけてみる
家づくりを終えた今、
最初の自分にひとつ伝えるなら、
住宅会社ごとの坪単価表だけを見て悩まなくていい
と言います。
比較するなら、
- 希望する延床面積
- 平屋/2階建て
- 暖房方式
- 太陽光
- 蓄電池
- 外壁
- キッチン
- カップボード
- 収納
- 準防火仕様
- 土地に必要な付帯工事
などを、できるだけ同じ条件に近づけます。
そうすると、
「A社の方が500万円安い」
だけではなく、
「500万円の差で何が違うのか」
が見えてきます。
私はここを見てから住宅会社を決めた方が、納得しやすいと思います。
住宅会社の価格・間取りをまとめて比較したい方へ【PR】
住宅会社によって、見積もりに含まれる設備や提案内容は違います。
1社だけの金額を見るより、希望する条件をある程度そろえて複数社を比較すると、「どこにお金がかかっているのか」が見えやすくなります。
これから家づくりを始める方は、間取りや資金計画をまとめて比較してから展示場へ行く方法もあります。
▼ 複数の住宅会社の間取り・資金計画を比較してみる

まとめ|一条工務店が高いかは「何が含まれているか」で考えたい
一条工務店は、決して安い住宅会社ではありません。
わが家が建てた約31坪のグランスマート平屋も、
建築工事費は約3,427万円
でした。
ただ、住宅会社を複数比較して分かったのは、
総額や坪単価だけでは、本当に高いのか安いのか判断できない
ということです。
わが家の場合、
- 平屋
- 準防火仕様
- 太陽光発電
- 蓄電池
- 全館床暖房
- タイル外壁
- 約302万円の標準仕様外工事
という条件があります。
さらに、土地によって、
- 地盤改良
- 水道工事
- 重機の搬入
- 残土処理
- 防火仕様
なども変わります。
一方で、建築費を抑えるためだけに設備や間取りを削りすぎれば、
建てた後の毎日の暮らしに影響することもあります。
私が家づくりを終えて感じるのは、
「どの住宅会社が一番安いか」ではなく、
「自分たちが欲しい暮らしを、その金額で買いたいと思えるか」
を考えることが大切だということです。
わが家は、一条工務店より安い住宅会社も見ました。
それでも最終的には、グランスマートを選びました。
もちろん後悔したところもあります。
だからこのブログでは、
「一条工務店最高!」だけを書くつもりはありません。
建築費も、電気代も、失敗した間取りも、住んでから分かったことも。
家づくり前の自分が知りたかったことを、できるだけ数字と実体験で残していきたいと思っています。
これから住宅会社を比較する方の参考になればうれしいです。
▶一条工務店グランスマートの建築費を公開|31坪平屋・オプション込み約3,427万円
▶一条工務店を選んだ決め手は?4社を比較してグランスマートに決めた理由
▶一条工務店で後悔したこと8選|住んでわかったデメリットと改善ポイント